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NO.01 04.25
駒崎 弘樹 氏 ( 特定非営利活動法人 フローレンス代表理事 )

行政と民間企業や NPO は協働していくもの

K: これまでの時代は、税収が右肩上がりで行政にある程度任せることができたが、いまの経済状況において、行政がすべてをおこなうことはほぼ不可能になってきました。多様なあり方すべてに対応することが難しいという行政の現場の限界をうまく脱却するためには、民間企業やNPOなどの団体と行政がこれからは一体となってやっていかないといけません。そのためには、民間や市民も含め、自分たちでやっていくという当事者意識をもつと同時に、行政側も変わっていかないといけない時代になってきました。

いまの政治の予算の公的支出の子ども関連と高齢者関連での比率を見ると、こどもが1で高齢者が11というものすごい差が開いており、OECDの中でも一番の差がある国なんです。これはつまり若い人達が選挙で投票をしないという現状もあり、資源の配分に対する意見が通ってない証拠でもあります。これを変えていくには、人々が変わらないといけないんです。選挙に参加し、投票に行って選挙権を行使することで、自分たちで政治行政に関わって変える努力をしていかないといけないんです。

ネット選挙運動で政治家をより身近に感じるように

K: いまの選挙の状況において、誰に投票していいかわからないし、自分たちが投票しても数においてマイノリティだから勝てないという意識や、政治家が日頃何をしているかわからないなどの何十にもなっているボトルネックが存在していると思います。
けれども、例えば韓国の事例などがそうであるように、ネット選挙運動が解禁されたことにより若い人達が政治に参加するきっかけになったことで、実際に若い人達が応援した候補者が当選するなどの動きがでてきています。こうした若い人たちの活動の成功体験があれば、これまでよりももっと若い人が投票に行く意識ができてくると思います。

また、ネットが使えることになるということは、政治家がより身近に感じれるツールでもあります。これまで違う世界の人たちだと感じていたものが、日頃の様子などの情報を様々なツールを使って発信することで、政治家も自分たちと同じように日々悩んだり苦労したりしているということがわかります。
さらに言うと、日々の様子をネットでウォッチすることができれば、これまで駅の街頭演説でビラをもらわないと活動が分からないというような非効率なものでなく、ブログやウェブサイトなどの情報からキャッチすることができれば、これまでボトルネックだと思っていた情報不足問題に関して少しづつ解消されてきます。

いまの公選法は何十年も前のものをいまに無理やり適応させており、時代にあまり即していない。
ここが変わるだけでも随分とよくなると思います。
こうした、ネットというツールを使うことの重要性は、いまの状況をさらに改善してくれるという意味において、ネット選挙運動解禁はその1つの鍵となります。

ネットにおける誹謗中傷問題ということもよく言われますが、それはいまに始まったことではありません。デマや怪文書などあるが、それもすべてリテラシーがあればすぐにデマだということも理解できます。デマが仮に広がったとしても、その情報源はどこかということをみんな考えるようになってきました。そうした意味で、デマを可視化できるようになってきたと同時に、デマをきちんと中和する社会になってきました。

また、批判や中傷以上に必要なのはその人に対する信頼や政治家自身の人徳だと思います。ネットが使える使えないでの格差が生まれる可能性も、優秀な技術者を巻き込めるほどの魅力をもっている政治家になればいいんだと思います。つまり、これからの時代はお金の競争ではなく、人徳で政治家をはかる時代になり、それはネットを通してよりよくなってくると感じます。

市民が政治にアプローチするオープンガバメントの時代に

K: ネット選挙運動が解禁された次の未来は、市民側がもっと政治家に対してアプローチをかけることが重要になってくると思います。日々の政治活動をチェックするだけでなく、掲げたマニフェストが実際にどれだけ達成したかということを可視化するなどでランキングをつける動きだと思います。そうして、きちんと活動をしている政治家に対して市民側からネットなどを通じて寄付ができ、業界団体に頼らなくても政治活動ができるようになれば、その人はもっとリスクをとって政治活動ができるようになってきます。いまはやはり政治家は保守的にならざるをえない状況ですが、政治家を支援するプラットフォームができるようになることで、みんなで応援している政治家を育てる、まさに「マイ政治家」を育てるような動きになることで、より市民の声などが反映されるようになってきます。

同時に、審議会などの様子がもっと可視化されることで、政治家の動きがより見えてきます。以前参加していた「新しい公共円卓会議」においても、首相が参加した審議会の様子をUSTREAMで配信するということをぼくらで動き、当時大学生だった人にお願いして審議会の様子を可視化することができました。その事例ができたことによって、色んな審議会の様子がネットで少しづつ配信されるようになってきました。こうした事例をきちんと作り上げることで、それが地方にも波及し、さらなるオープンガバメントに近づいていくことで、より政治と市民との距離が近くなってきます。

これまで以上に、政治行政に対する参加意識をこれからももてる時代にくるよう、僕らも頑張っていきたいと思います。

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VOICE / ARCHIVE

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No.19

Suzukiさんのサムネイル画像

2012.05.28
古賀茂明氏
大阪府・市特別顧問/元内閣官房内閣審議官

>> ネット選挙は100%大賛成。日本の大きな変革を始めなければ大事な間に合わなくなる。大事な決定をするときに、多くの人が参加して決めてもらいたい...

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No.18

嘉田さんのサムネイル画像

2012.05.28
嘉田由紀子氏
滋賀県知事/未来政治塾塾長

>> 実は、政治というのは未来をつくる。今若い人が仕事が無い、年金がどうなるんだろう。子供も育てにくい。こういう仕組みは過去10年前...

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No.17

Suzukiさんのサムネイル画像

2012.05.27
Emmy Suzuki Harris氏
change.org 日本キャンペーン担当

>> change.orgとは署名活動をサポートするプラットフォームで、毎月15万ほどのキャンペーンがスタートしています。全世界で1600万人ほどの...

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No.15

岩瀬さんのサムネイル画像

2012.05.19
岩瀬大輔
ライフネット生命保険副社長

>> 若いひとが、より政治に関われば、この社会は変わると思う。そのために、インターネット選挙をより使いやすくすることは非常に大切 ...

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No.10

荻上さんのサムネイル画像

2012.05.19
荻上チキ
評論家/「αシノドス」「シノドスジャーナル」編集長

>> まず前提として、選挙や政治に参加「しない」ということは、それは要するに「損をしてもしょうがなくなる」ということです。なにかしらの政治参加を一切...

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No.13

勝谷さんのサムネイル画像

2012.05.19
勝谷誠彦
コラムニスト

>> ネット選挙運動はもちろん解禁されるべきでしょう。日本の選挙は色々縛りが多すぎます。こんな国は世界中にありません。...

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No.12

飯田さんのサムネイル画像

2012.05.19
飯田哲也
環境エネルギー政策研究所所長

>> ネット選挙をもっと活性化するように解禁したほうが良い。去年の3月11日の地震、津波、原発事故以降、日本が大きく変わったのは、日本版ジャスミン革命...

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No.11

岸さんのサムネイル画像

2012.05.18
岸博幸
慶応義塾大学大学院教授

>> 利点として、ネットが現在のように普及し一般レベルにまで使われている状態において、本来投票行為というものは、できるだけ多くの情報を知り、...

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No.10

上野さんのサムネイル画像

2012.05.17
上野千鶴子
社会学者/WAN理事長

>> 私のような還暦すぎた人間でも、今やiPadは手放せない。インターネットがこれだけ普及した時代に、これを政治の世界に持ち込まないということは本当に遅れているというか、既得権益を守りたい...

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No.09

関根さんのサムネイル画像

2012.05.16
関根健次
ユナイテッドピープル株式会社
代表取締役

>> 禁止されている選挙運動期間中(2週間)に、政治に興味を持った場合、誰かから話を聞かない限り考え方が変わらない。インターネットで情報が見られることは判断をする上で材料が広がるから必要だ...

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No.01

宮台さんのサムネイル画像

2012.05.14
宮台真司
社会学者

>> ウェブサイトについて言えば、これは文書の“頒布”ではない。なぜかというと、渡すのではなくて、わざわざ知りたい人が情報を取りにくるわけですよね。簡単にいえば「PUSH」ではなくて「PULL」型である...

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No.01

津田さんのサムネイル画像

2012.05.12
津田大介
ジャーナリスト/メデイアアクティビスト

>> インターネット選挙解禁をするかしないか、民主党が政権をとった2009年以降ずっと大きな問題であったが、このようなことを禁止している先進国はないので、政治の情報がインターネット...

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No.01

家入さんのサムネイル画像

2012.05.10
家入一真
paperboy&co.創業者 / partycompany Inc.代表

>> 政治って、行っても無駄だと感じる前に、オヤジたちのものだというのが先にたってしまう。別にかっこよく、などとは言わないけど、いまってあまりに時代とかけ離れているんじゃないかと思う。...

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No.01

駒崎弘樹さんのサムネイル画像

2012.04.25
駒崎弘樹
NPO法人フローレンス代表理事

>> これまでの時代は、税収が右肩上がりで行政にある程度任せることができたが、いまの経済状況において、行政がすべてをおこなうことはほぼ不可能になってきました。多様なあり方すべてに...

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No.01

萱野稔人さんのサムネイル画像

2012.04.27
萱野稔人
津田塾大学准教授

>> インターネットの登場によって、政治だけでなく民間でも多くの情報開示が進みました。例えば、ネットもなくテレビもそれほど発達していなかった時代に、アメリカの大統領の演説を聞け...

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No.01

熊谷俊人さんのサムネイル画像

2012.04.26
熊谷俊人
千葉市長

>> 政治家はわたしたち国民から選ばれます。しかし、いまはその政治家を選ぶプロセスに問題があります。その根っこである選挙制度をかえなければダメです。“政治”がおかしいのは“政治家”が...

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No.01

田原総一朗さんのサムネイル画像

2012.04.28
田原総一朗
ジャーナリスト

>> ネット選挙運動の解禁については大賛成。いま、若い人の80%以上は携帯をもっている。そうしたネット普及の状況の中、議員に おいても、選挙において使えないとまったくもって意味が...

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COMING SOON...

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